第5話
第5話
撃毬(キョック)場。黄軍に攻められた青軍選手の一人が馬から落ちてしまい、観客席で競技を見ていたタムドクはスジニに、撃毬棒は元々竹で作るべきではないのかと聞く。観客たちの歓声の中で表情もなく座っていた大長老は、紅玉の首飾りが光を放った瞬間、前方を見つめる。
黄軍のバラックに入ったタムドクは、ホゲに割れた撃毬棒の中にある鉄を見せ、スジニには金をいくらか握らせてこのことはなかった事にしようと提案する。スジニはタムドクが太子である事に驚く。キハはスジニとともに笑っているタムドクを遠くから見ている。
撃毬大会の決勝戦を前にして酒を飲んでいた黒軍は暴漢の襲撃を受け、走って来たタムドクはセドルを支える。